上場企業がかかわる海外M&Aで米国案件が失速を来している。日米間のM&Aは上期(1~6月)に38件(適時開示ベース)と前年を上回るペースで推移したが、下期入りした7月から8月の2カ月間でわずか4件。しかも、3件は米国側が買い手の案件で、日本側による買収は1件にとどまる。海外M&Aの主役であるはずの対米案件が突如、“真夏の異変”に見舞われた格好だ。
上場企業に義務付けられた適時開示情報をもとにM&A Onlineが集計したところ、1~8月における海外M&A件数は150件と前年を8件上回る...
米化学大手デュポンは21日、デルリン樹脂部門の株式80.1%をプライベートエクイティ(PE)企業TJC(旧ザ・ジョーダン・カンパニー)に売却することで合意したと発表した。