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「デュアルクラス」であればユニゾは狙われなかった|間違いだらけのコーポレートガバナンス(7)

※この記事は公開から1年以上経っています。
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ユニゾ案件はお得でおいしい「うにいくら丼」

少しわきにそれるが、ユニゾ案件はコーポレートガバナンスを考えるうえでも非常に示唆の多い案件だ。簡単に触れてみたい。

仮にブラックストーンが、TOBでターゲットであるユニゾを非公開化することに成功したとしよう。そのあとに彼らがやることは明快だ。買収目的会社とターゲット企業のユニゾを合併させる。

そして、買収目的会社で調達した買収資金の一部を、有利子負債としてターゲットのユニゾに付け替えるのだ。いわゆるLBO(leveraged Buy Out)である...

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