我々が教えられる一般的な米国建国の歴史は、1620年にメイフラワー号に乗って米国にたどり着いた「ピルグリム・ファーザーズ」の物語から始まる。プリマス植民活動*だ。ヨーロッパでカトリック勢力に迫害されたピューリタン達が、理想のキリスト教国家の建設を目指して向かった新天地。それが北米大陸であるという物語だ。
*1620年から1691年にかけて実施された北米大陸における初期の英植民活動
そして、マックス・ウェーバーが喝破したように、プロテスタントの禁欲精神と天職思想が資本主義発展の重要な原動力となったとされる...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。