以前、東インド会社について、そのビジネスモデルを簡単に整理した。ヴァージニア会社についても、簡単に「ビジネスデューデリジェンス」をしてみよう。
■ヴァージニア会社は、純然たる民間事業ヴァージニア会社は民間企業である。東インド会社も含め、初期のイギリスの植民事業会社は、基本的には民間事業だ。王室はこれに「勅許状」を与えているという形で関与している...
前回まで米国におけるデュアルクラスの普及について解説した。翻って日本はどうか。日本でも数年前にこのデュアルクラスについて議論が盛んになったことがある。実は「単元株制度」を用いて実質的にデュアルクラスと同じ効果を持たせることができるのだ。
コーポレートガバナンスに関する議論が盛んだ。しかし、結局のところ「すべての利害関係者にとって有益な企業となるよう、うまいことやりましょう。」という、差し障りのない結論しか聞こえない。 では、正しい議論をするための課題設定はどう設定すべきか。