2025年のM&A件数が1000件(適時開示ベース)を突破した。1000件の大台乗せは3年連続だが、ペースは前年より1カ月以上速い。年内まだ3カ月近くを残すことから、年間件数は前年(1221件)に続いて最多更新が確実視される。
空前のM&Aラッシュを反映し、取引金額もすでに15兆円を超え、過去最高を更新中だ。
上場企業に義務付けられている適時開示情報をもとに経営権の移転を伴うM&A(グループ内再編は除く)について、M&A Onlineが集計した...
2025年9月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比17件増の132件、取引総額は8423億円で前年同月比11.7%増となった。件数は9月として過去最多を記録し、金額も高水準で推移した。
今年に入り、上場企業がかかわる海外M&Aに異変が生じている。2025年1~3月期のM&Aのうち海外案件(適時開示ベース)は前年と同数61件と引き続き高水準をキープしているが、その内容が様変わりしているためだ。どういうことか?
夏の甲子園が連日沸いている。折しも甲子園球場開場100周年の節目。ビジネス界でもM&A市場が全国的にかつてなく盛り上がっている。47都道府県の最新勢力図は? この時期恒例の「M&A版甲子園」と題し、2024年のここまでの戦いぶりを点検する。
円安が止まらない。6月26日に1ドル=160円88銭とバブル景気前の1986年12月以来、38年ぶりの安値になった。円安は日本製品の値下がりと外国製品の値上がりにつながる。M&Aも円安で海外企業の買収が割高となり、日本企業による買いは減るのか?