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【2019年】せっかくの神頼みならユニークな「個性派神社」で

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初詣で他人とは違う「私だけの」運気向上を!(写真は岡山市の吉備津神社)

気象神社…日本唯一、お天気の願い事ならここ

その名も「気象神社」(東京都杉並区)。全国唯一、お天気に特化した神様として知られる。JR高円寺駅南口から徒歩2分ほど、高円寺氷川神社の境内に鎮座する。境内左手の鳥居を奥に進むと、小ぶりの社殿を構える。旅行・イベントの晴天祈願や気象予報士を目指す受験生の合格祈願などで心強い存在となっている。

高円寺氷川神社の境内に鎮座するお天気の神様

ご祭神は知恵を司るとされる八意志兼命(やごころおもいかねのみこと)。天照大神が岩戸に隠れた際に、岩戸の外へ連れ出すための知恵を授け、世の中を暗闇から再び明るくしたと伝えられる。また、「晴・曇・雨・雪・雷・風・霜・霧」という八つの気象現象を制御するといわれている。

気象神社は、旧陸軍気象部の構内(現・杉並区高円寺北)に1944(昭和19)年に創建された。気象観測員が気象予報の的中を祈願したという。戦時下、軍事作戦上、気象状況の把握が重要任務だったことは想像に難くない。

戦後、旧気象部隊関係者によって払い下げを受け、48年9月に近隣の高円寺氷川神社に移設された。老朽化に伴う建て替えに伴い、遷都55年記念として現在の社殿が2003年に完成した。例大祭は気象記念日の6月1日に行われ、氏子のほか、気象関係者や一般の参拝者でにぎわう。

“大家”である高円寺氷川神社は旧高円寺村の鎮守の役割を果たしてきた。歴史をひも解くと、創建の記録は焼失しており定かではないが、16世紀半ばの天文年間とされる。源頼朝が奥州征伐(1189年)の際に立ち寄ったことが起源とする説もある。

高円寺駅の周りは商店街が充実する。北口にある「高円寺純情商店街」は全国的にも有名。新宿から電車で10分ほど。古着屋や雑貨店、カフェ、ライブハウスなど個性的な店が数多く、老若男女問わず楽しめる街だ。

近年、日本列島は豪雨被害など災害が多発している。2019年が穏やかな1年となるよう晴天祈願に出かけませんか。

気象神社公式HP https://koenji-hikawa.com/kisho_jinja/

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