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Interest(インタレスト)の語源|金融・経済の英単語

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学校英語で非常に初期の頃に習う語に interesting という形容詞があります。これを私たちは「おもしろい」という意味で覚えています。昔、中学生に英語を教えていた頃「野原で野球するのはおもしろい」という作文に、生徒の一人が「It is interesting to play baseball in the field.」と書いてきて something wrong と思ったのをよく覚えています。

これは interest という動詞が「利子を生むような」というもともとの意味を持っていたために、(2千年の間に意味が変容するとはいっても)何か西洋人の血のなかに something different の気持ちを生じさせるのではないかと思います。

英米人のビジネスマンと話していて、ある事業が interesting だと言われると、はじめは「遣り甲斐のある」、「興味深い」、「ためになる」感じを受けていましたが、彼らはどうやら「儲かりそうだ」というニュアンスで言っていることが多いということがわかりました。

interest の語源は、inter (間に)  esse (ある) 。つまり「介在する」ということからローマ時代には「金利」を意味していました。そこで動詞としての interest は「興味をもたせる」、現在分詞から出た形容詞  interesting は「興味深い」、過去分詞 interested は「興味がある」という関係になります。また、「単利」を simple interest、「複利」を compound interest といいます。

とにかく interest は「好奇心を催させる、関心を引く」感じの面白さなので、「楽しい、愉快だ」とは少し違うのです。

というわけで、interest は inter にいわば be動詞 がついたシンプルな語だったのです。ラテン語の be動詞である esse から生まれた語には、日本語でも使われる「エッセンス」essence(本質)があります。

その形容詞 essential (本質的な)も重要な言葉です。この動詞は est- という語幹で、estate (財産)はその代表的な派生語です。real estate (不動産)は、みなさんご存知でしょう。

文:猪浦道夫・天宮徹也(共同執筆)/編集:M&A Online編集部

猪浦 道夫 (いのうら・みちお)

ポリグロット外国語研究所代表。翻訳家。東京外語大学卒。イタリア政府国費留学生を経て同大学院修了。野村證券、旧日本興業銀行、ブリヂストン、キヤノン等において研修講師を務める。現在は、一般向けの「再チャレンジ英語セミナー」「9か国語の超速習セミナー」など多数のセミナーも主催。またブレークスルー大学、DHC主催の語学セミナー講師、DHC翻訳者新人コンテストの審査委員長を務めた。

著書: 語学界のバイブル的ベスト&ロングセラー『語学で身を立てる』(集英社新書)他、『英語冠詞大講座』(DHC)、『英語語彙大講座』(DHC)、『日本人のための再チャレンジ英語全6巻』(ポリグロット外国語研究所出版会)など。

ポリグロット外国語研究所のホームページはこちら
http://www.polyglot.jp/


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