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ヴァージニア会社の歴史に見る米国起業家精神の「もう一つの原点」|間違いだらけのコーポレートガバナンス(11)

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ちぐはぐな本国・英国の企業統治で失敗

タバコで息を吹き返したヴァージニア会社。しかし、本国イギリスの投資家や、勅許状を出す王室のヴァージニア会社に対する統治は、誠にちぐはぐなものだったようだ。度重なる戦争などで財政危機にあった英王室は、ヴァージニア会社がタバコで息を吹き返して利益が出てきたとみるや同社に対して多額の増税徴収を狙った。

これに端を発してスマイスをはじめとする株主経営者勢力と、それ以外の株主勢力との利権争いも先鋭化した。このような動きは、現地でヴァージニア会社を運営する者たちの反発を招くものだったに違いない...

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