そして上月体制で初となるM&Aが、2023年12月1日に発表した花王<4452>の猫用システムトイレ「ニャンとも清潔トイレ」事業の取得。中長期戦略のテーマとするペットケア事業を育成するのが狙い。「ニャンとも清潔トイレ」のブランド力と、エステーが持つ消臭技術との組み合わせによる相乗効果を期待している。
取得予定日は2024年6月1日。取得するのは「ニャンとも清潔トイレ」で展開する猫用のトイレ、チップ、シート、マット、尿検査キットの製造・販売に関する事業だ...
大手ゼネコンの大成建設がM&Aで大きく変わろうとしている。2024年3月期を最終年度とする中期経営計画の中で、重点施策の一つとして成長が見込まれる電気通信分野や、他社から後れをとっている分野、エリアでM&Aを行うことを明記した。
キヤノンマーケティングジャパン(MJ)は二つの顔を持つ。カメラやプリンター、事務機器などキヤノン製品の国内販売を一手に担う。かつての社名はキヤノン販売だ。もう一つは、システム構築・運用(SI)、情報セキュリティーをはじめとするITソリューション企業としての顔だ。そんな同社だが、実は長らく本格的なM&Aから遠ざかっていた。
TAKISAWAは中堅工作機械メーカー。主力のNC(数値制御)旋盤に複合加工機などを手がける。主要用途は自動車部品加工で、全体の5割を超える。2022年に創業100周年を迎えた老舗企業だ。そこにニデックが買収の手を伸ばした。どう立ち向かう?
調剤薬局大手のクオールホールディングスはM&Aをテコに、周辺・関連領域に事業を広げてきた。その一つが4年前に進出した医薬品製造。今年5月、同社として過去最大となる企業買収を発表したが、ターゲットに定めたのは医薬品メーカーだった。