【山形県】問われるのは「同族経営の底力」|ご当地銀行の合従連衡史

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
月山の麓に広がる山形市街(やまがたの広報写真ライブラリーより)

現在の地銀3行体制でも、独自の展開を貫く

上記のうち、注目すべき金融機関をいくつか挙げておこう。

まず米沢義社は米沢藩旧士族の銀行であり、明治初期の廃藩の際に君主上杉茂憲からの寄贈金で創設されたという。その後、米沢上杉藩の財産を管理運営する会社として営業し、1916年まで存続した。明治中期には銀行として登記されている。明治期に浸透した庶民金融、銀行類似会社の有力筋の1社といえる...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5