東邦銀行は設立後、相次いで県内の地域金融機関をM&Aしていく。1942年には三春銀行、猪苗代銀行、岩瀬興業銀行の営業を譲り受け、翌1943年には矢吹銀行、田村実業銀行、磐東銀行を吸収合併した。さらに、1944年には福島貯蓄銀行を吸収合併する。本店を郡山市から福島市に移したのは、その2年後、1946年のことである。
では、福島市の地場の有力地銀はほかにあるのだろうか。いずれも第2地銀の大東銀行<8563>や福島銀行<8562>を挙げることができる...
2020年10月に合併が予定されている十八銀行(長崎市)と親和銀行(佐世保市)。しのぎを削ってきた地域有力地銀は、ふくおかFG、西日本FG、九州FGという九州地区の地銀再編のなかで、両雄並び立たずなのか。
ご当地銀行の合従連衡史の4回目は、鹿児島。地元金融界の支柱的な存在である鹿児島銀行は2015年、熊本の肥後銀行と共同株式移転方式(持株会社の設立)により合併し、九州フィナンシャルグループ(九州FG)の子会社となった。