日清醸造は1949年、新しいブランド名を引っさげてワインを発売した。『メルシャン』。そのブランド名は国産ワインの代名詞ともいわれるようになった。
ここで、国産ワイン産業の舞台は宮崎の大黒葡萄酒から日清醸造に移ったかに思える。だが、同じ勝沼の地であり、同じ宮崎光太郎の生家の敷地内で始まったことだ。
日清醸造は『メルシャン』を全国ブランドに育て上げるとともに、1961年、大型合併を果たした。秘数3の第2幕、三楽との合併だ。
それに対抗するかのように、同年、大黒葡萄酒はオーシャンと社名変更した。そして翌1962年、三楽はオーシャンとも合併する...