これまでのM&Aは、ディール専門チームが交渉を行い、契約締結後に事業部門や管理部門に引き継いでPMIを進めるという流れが一般的であったように思います。ディールに求められるスピード感、情報流出のリスク等を考えると、妥当なアプローチです。しかし、M&Aの高度化を少しでも加速するためには、買収後のカギとなる、買収先経営者に関する検討を深めるべく、より早いタイミングから、人事機能をディールに関与させることは重要と考えます...
買収だけにとどまらず売却する側のM&Aを手掛ける日本企業も増えてきている。マーサージャパン佐々木玲子氏が語る、日本企業が目指すM&Aの新たなステージとは何か。売り手としての日本企業のM&A戦略のあり方とは。ネクストステージに向かう日本企業のM&A戦略についてインタビューを行った。
2015年1~3月は約3兆9,000億円に達し、9年ぶりに四半期ベースの最高を更新した。今、日本企業による海外M&Aの第三次ブームが起きている。過去2回のブームの振り返りやディスカウント・キャッシュ・フロー、マルチプル、デューデリジェンス3つのキーワードとともに、戦略を抑えたうえでの買収時の買収価格の決め方、原則についてマーサージャパン グローバルM&Aコンサルティング プリンシパル 関根 賢二氏が語る。