電力業界のM&Aが落ち着いてきた。しかし、「嵐の前の静けさ」かもしれない。再生可能エネルギーのシェア拡大で電力分散化の動きも出てくる。大手電力の再編が進む可能性も出てきそうだ。林欣吾電気事業連合会会長は「電力大再編」の未来をどう見るのか?
経済産業省は3月13日、大手電力会社の発電事業と送配電事業を分社化する法的分離(会社分割)を認可した。
2019年度入りの1日、社名変更や経営・事業統合による新体制が一斉にスタートした。新日鉄住金は「日本製鉄」として再出発した。三井生命は「大樹(たいじゅ)生命」に変更した。石油業界では出光興産と昭和シェル石油の統合新会社が船出した。