-今後の事業計画をお教え下さい。
国内は先進医療に取り入れられたことで、今後順調に伸びていくと考えています。保険が使えるようになれば、もっと使いやすくなりますので、さらに伸びると見込んでいます。
海外での展開についても準備をしている最中です。まずはアジアなどの近い国から始め、いずれアメリカやヨーロッパにも広げていく計画です。当面は海外のパートナーと提携して検査試料を送ってもらい、検査自体は日本で行う計画です。
-出口戦略についてはどのようにお考えですか。
いろいろと検討はしていますが、現時点でお話しできることはまだありません。ゲノム(全遺伝情報)の技術を使った新たな検査を開発できる企業が日本になかったため、なんとか日本にそういう技術を持っている企業を根付かせたいと思って、この会社を創業しました。この思いを実現できる方法を探っていきたいと考えています。
-今年7月に京都大学で実施されたピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ」で特別賞を受賞されました。こうしたピッチコンテストをどのように見ておられますか。
スタートアップワールドカップは大変活気があり、驚きました。事業を広く知っていただく、とても良い機会になったと感じています。観戦されていた企業の方から詳しく話を聞きたいとの申し込みもありました。まだ世の中に知られてない企業さんであれば、こうしたコンテストに出ることをお勧めします。
【桜庭喜行氏】
2001年、埼玉大学大学院博士後期課程修了 博士(理学)取得
2001年、理化学研究所ゲノム科学総合研究センターに所属
2008年、米国セントジュード小児病院に所属
2011年、 GeneTech検査技術部長に就任
2014年、イルミナエクゼグティブクリニカルセールススペシャリストに就任
2017年、Varinosを設立。代表取締役に就任
文:M&A Online
ゴルフ場運営大手のパシフィックゴルフマネージメント(PGM)は、積極的なM&Aで事業規模を拡大してきた。この8年ほどの間に17のゴルフ場を傘下に収め、現在の保有ゴルフ場は146に達する。
MCPファミリアは、親族後継者のいない企業の事業承継を手助けし、非株主役員や従業員に事業を引き継いでもらうことをメインに据えたファンドを立ち上げた。矢作真美社長にその狙いや今後の事業計画などを聞いた。