首都圏廃線物語 かつて西武鉄道が所有した休止線、廃線を訪ねて

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東京都水道局小河内線―わずか5年の命

西武安比奈線と同じように、敗戦後、日本の近代化に歩調を合わせていた路線が「東京都水道局小河内線」—— 俗にいう水根貨物線である。JR青梅線の終点奥多摩駅から奥多摩湖畔までの約6.7キロの路線。山裾を縫うような急カーブ、それぞれ二十数本ものトンネルやさまざまなタイプの橋梁が連続している。

この路線は、正式名称に「水道局」とあるように、小河内ダム建設のための資材運搬のために建設されたものだ...

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