西武安比奈線と同じように、敗戦後、日本の近代化に歩調を合わせていた路線が「東京都水道局小河内線」—— 俗にいう水根貨物線である。JR青梅線の終点奥多摩駅から奥多摩湖畔までの約6.7キロの路線。山裾を縫うような急カーブ、それぞれ二十数本ものトンネルやさまざまなタイプの橋梁が連続している。
この路線は、正式名称に「水道局」とあるように、小河内ダム建設のための資材運搬のために建設されたものだ。戦争の激化によりに中断していたダム建設は敗戦後に本格化し、それとともに1950(昭和25)年に小河内線も着工、2年で完成させている...
なぜ西武鉄道の設立記念日は、武蔵野鉄道が設立された1915年4月15日なのか。そこには武蔵野鉄道と旧西武鉄道との合併劇を主導した堤康次郎の存在が大きかった。