「西武安比奈線」——。西武新宿線の南大塚駅から分岐している路線である。「分岐していた」と書かないのは、実はこの安比奈線、最近まで廃線ではなく「休止線」ということだったからだ。だが、「休刊」になった雑誌がもう二度と日の目を見ることがないように、安比奈線も朽ち果てていく一方だ。
2010年代前半、全長3.2キロの大半には、しっかりとレールが敷かれたままになっていて、思いはいやが応にもありし日の列車の走りにいたる...
なぜ西武鉄道の設立記念日は、武蔵野鉄道が設立された1915年4月15日なのか。そこには武蔵野鉄道と旧西武鉄道との合併劇を主導した堤康次郎の存在が大きかった。