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【野田醸造建築群】醸造家が育て支えた伝統と財|産業遺産のM&A

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「野田の醤油発祥地」碑。永禄年間に飯田市郎兵衛家が醤油づくりを始めたとされる

 独自の道を歩む者がいればこそ

旧野田商誘銀行は1944年に千葉銀行に営業譲渡し、廃業を決めて以後、本店の建物は千葉銀行が野田支店として1969年まで営業を続けた。そして1970年、キッコーマン系列の株式会社千秋社という会社の所有になり、現在も千秋社の社屋として使われている。

一方、野田醬油株式会社は高梨・茂木両家のもと、日本を代表する醤油産業に育っていった。現在のキッコーマンは、創業家は社長人事には口出ししないなど脱同族会社経営を唱え、実際に海外のM&Aも推進して巨大企業になった。だが、その歴史が紡ぐ威光は野田の街全体に色濃く残っている...

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