ただし外国人上司に意見を提示するときのマナーがあるので注意して欲しい。まず感情的にならないことである。ボキャブラリー不足が原因で自分の考えが十分表現できず理解が得られなかったりすると、感情的な反応を返しがちであるがであるが、それはあなたの評価を下げる。
外国人とも喧嘩ができると自慢する人を時々見かけるが、ビジネスパーソンの基本は冷静な態度による対話であり、それには想定問答を用意するなどの下準備と言語力が大切だ。ビジネスレベルの言語力がない場合は、ブロークンでも通じるなどと過信するのではなく通訳を使うべきだ。また、異論に対しては、建設的な議論をしたいと思っていることを態度だけでなく言葉で伝えることも重要だ。
個々人の違いに価値を置く社会環境で育った外国人上司にとって、日本人部下であるあなたがもたらす「違い」も十分に価値があるものだということを忘れないでほしい。
文:人事コンサルタント ミッキー/編集:M&A Online編集部
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