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従業員エンゲージメントを高める3つの視点

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(写真はイメージ)

エンゲージメントの向上を目指すことが、組織全体をより良く変える

突然ですが、人事部や人材教育担当、採用担当の皆さまにとって「エンゲージメントが高い」と感じるのはどのような状態でしょうか? 「従業員が活き活きと働き、持続的な組織の成長があり、そこに自分や自部署が貢献できていること」 といった具合でしょうか。

人的資本経営が大きく注目されるようになった現代、組織経営において人事部の果たす役割がますます大きくなっています。そこで、まずは「人事部のエンゲージメント向上」を考えてみようと思います。人事は、常に経営層の視点を取り入れながら、全社視点で従業員のことを考えています。

こういった人事が考えるエンゲージメント向上の施策は、経営的視点と従業員視点を合わせもち、まさに人的資本経営で求められている施策であるといえるのではないでしょうか。

■「人事部のエンゲージメント向上」を考えてみる

「自身が面接し、採用した新人が、組織になじんで楽しそうに働いている」
「経営戦略の実現に向け、必要なスキルを持つ人材を集めた組織編制が成果を出している」
「従業員同士のコミュニケーションが活性化し、部署を横断した交流が生まれている」
「若手の離職率が下がってきた」
「スキルアップや自己研鑽のための研修の受講率が上がった」
「業務の属人化が減って、みんなができる仕事が増えた」
「集まってくる従業員の声を活かし、社内規定を改定した」

こうした状況を阻害する「障壁」となるものは、何が考えられるでしょうか。

・従業員の属性や情報がバラバラに管理されていて、必要なデータを探すのが大変
・従業員の要望や希望が部内で蓄積・共有されていない/人事にまで降りてこない
・職場の活気や一体感が失われているが、組織のどこに問題があるのか可視化できない
......etc.

ここに挙げた障壁は、システムの導入やアセスメントの実施で取り除くことができます。人事の皆さまの煩雑な業務の負担を軽減するとともに、戦略的な人事施策の立案によって組織の成果を生み出すことを目指します。

従業員エンゲージメント向上に向けては、従業員が組織に貢献したいと強くおもう風土づくりや組織づくりが必要不可欠です。組織が目指す未来に向けて、従業員自らが自身の力を発揮していこうという自発的な意欲を醸成し、組織のエンゲージメントの向上・持続的な成長につなげていくことが重要です。

    株式会社インソース より

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