前回はサーチャーからエヌ・エス・システムの代表になった西澤泰夫氏との出会い、承継後の経営の実例紹介しました。最終回となる第10回では実例を踏まえて、事業承継の本質並びにサーチャーの役割について触れたいと思います。
まずどのような承継においても最初の入り口には創業者の想いがあります...
これまでサーチファンドの誕生、サーチャーに求められる要素、そして承継後にまず行うべきことなどを解説してきました。今回はサーチャーからエヌ・エス・システムの代表になった西澤泰夫氏との出会い、承継後の経営について、弊社が関わった案件を実例として紹介します。
中小企業庁が公募している2023年度(5月分まで)のM&A支援登録機関が3133件と過去最多を更新した。また、実績報告で上がったM&Aの契約数は譲渡側3403件、譲受側3275件の計6678件だった。一方、支援機関が同年度中に最終契約に至ったのは723者と3割にも届かないことがわかった。
1984年4月1日、アメリカのスタンフォード大学を卒業したジムサザン(Jim Southern)がNova Capitalを立ち上げたのが初めてのサーチファンドと言われています。
大和証券グループ本社の中田誠司社長は、企業買収・合併(M&A)の助言業務について、手数料収入を352億円(2022年3月期)から今後2、3年で500億円まで拡大させる考えを明らかにした。