【LIXILグループ】海外M&Aに翻弄されながらもM&Aで1兆円企業へ
トステムとINAXの統合、その後の子会社5社の合併を経てLIXILグループとなった。約14年で売り上げを2倍強にするには、M&Aを行わずには達成できなかったのではないか。その軌跡を辿る。
M&A Online
| 2015/12/16
2015.12.16
潤沢な資金を元手に先行投資型M&Aも
収益が見込めず大幅な減損損失を計上
グリーは、売り上げの大幅増加で得た多額の資金を元手に11年6月期、12年6月期に頻繁にM&Aを行っている。同社が行うM&Aは先行投資的なケースが多く、11年4月に子会社化したOpenFeintの買収当時の売上高は3000万円であったが、同社の買収金額は85億円である。また、12年10月に子会社化したポケラボの買収当時の売上高が5億5600万円に対し、同社の買収金額は138億円である...
トステムとINAXの統合、その後の子会社5社の合併を経てLIXILグループとなった。約14年で売り上げを2倍強にするには、M&Aを行わずには達成できなかったのではないか。その軌跡を辿る。