であるならば、日本のテックIPOを活性化させるために、もっと使い勝手と透明性の高い独自のデュアルクラス制度を整備して、アジアのユニコーン企業を日本で上場するよう誘致してはどうか。シンガポール証券取引所と競争するのだ。
日本には日本語という大きな壁もあり、海外の企業があえて過大なディスクロージャーコストをかけて日本で上場するインセンティブがない...
投資ファンドは「1株1議決権」を前提として、株主権を存分に行使してリターンの最大化を目指す。ある意味、米国株主資本主義を究極まで純化した存在といえる。その投資ファンドが自らは一般株主の権利を著しく制限する特殊な議決権構造を採用しているのだ。