企業が新規上場する場合、上場日以前に証券会社を通じて投資家に公開価格で直接売却しておくのが通例で、公開価格割れを起こしても企業の資金調達に問題はない。上場当日の終値では公開価格を上回った企業もある。
が、「株式市場の下落による影響だとしても、『公開価格割れ銘柄』として記憶されて企業イメージを悪化させる。ビジネスモデルや将来性に問題があるのではと、痛くもない腹をさぐられることもある」(公開価格割れになった企業幹部)という...
オンコセラピー・サイエンスは「創薬ベンチャー」の一つ。がん関連遺伝子などを利用した、がん治療薬や診断薬の研究開発を手がけている。創業者の一人が東大医科学研究所教授だった中村祐輔氏で同研究所との共同研究で新薬開発に取り組む大学発ベンチャーだ。
火星などの惑星の環境を変化させ、人類の住める星に改造する「テラフォーミング」という言葉がある。この夢のような構想の実現に役立つ可能性のある素材の量産化を進めているのが京大発ベンチャーのティエムファクトリ(東京都港区)だ。
山田政弘氏は毎日のように様々な事業計画を作ったり、見たりする機会があるという。そこで、作成当事者・レビュアー両方の立場で得られた豊富な知識と“現場での経験”を踏まえ、良い事業計画=信用を勝ち獲る事業計画を作成するための要件を平易に解説する。