日本で銀行・証券・信託・アセットの4拠点体制で活動中

在日拠点を置くビル

BNYメロングループで銀行部門の在日拠点がニューヨークメロン銀行東京支店です。日本では1970年に前身行の一つ、アービン銀行が東京に駐在員事務所を開設したのが始まり。1973年に同行東京支店に昇格し、法人向けに貿易金融や送金、外為業務などのサービスを提供しました。

法人信託部門を担うニューヨークメロン信託銀行は1985年にスタートしました。JPモルガンチェースの流れをくみ、先に述べたように、本国での事業取得を経て、2009年に現在の社名になりました。2018年3月末の受託残高は約1兆4000億円。有価証券の保管・管理を行うカストディ業務で強みを発揮しています。

バンクオブニューヨークメロン証券(旧バンクオブニューヨーク証券)は2006年に設立。ADR(米国預託証券)の取り扱いで定評があります。

資産運用ビジネスを手がけるのはBNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパン。投信委託業務や投資顧問業務を通じて20年の実績を持ち、日本での受託資産残高は約3兆4000億円(6月時点)といいます。

BNYメロンの在日4拠点はいずれも東京駅前の丸の内トラストタワー本館にあります。ここには同じ米国の金融大手、ウェルズ・ファーゴも銀行、証券の2拠点を構えています。

在日外資系金融機関の多くは株式・債券の引き受けやM&A仲介などの投資銀行業務を主力に据えていますが、資産の管理・運用に特化した金融サービスのスタイルは特徴的といえます。リスク分散と海外投資の重要性が増す中、BNYメロンへの期待は高まりそうです。

ただ、国内での知名度について一般にはまだまだといったところです。2011年からは、車いすテニスプレーヤーでパラリンピック2連覇の国枝慎吾選手のスポンサーを務めるなど、日本での社会貢献活動に力を入れています。

文:M&A Online編集部