2020年の上場企業におけるMBO(経営陣による買収)が10件に達し、9年ぶりに2ケタに乗せた。いずれも株式の非公開化を目的とし、上場企業の看板を返上する決断だ。究極の買収防衛策ともいわれるMBOが再び増えているのには理由があるのだろうか?
居酒屋運営のDDホールディングスが、ワラントによって28億3,900万円を調達します。同じ時期に連結子会社ゼットンが第三者割当増資を実施。それにより、ゼットンは持分法適用会社となりました。DDは本体の立て直しに必死です。
ユニゾン・キャピタルは日本を代表する独立系投資ファンドの一つです。これまで、あきんどスシローや東ハトなどに投資をし、経営支援をしてきました。2019年には医療法人同愛会に20億円を出資。病院経営の支援に乗り出す姿勢を鮮明にしています。
ベインキャピタルは1984年に米国で設立されたPEファンドです。キリン堂のMBO、東芝のメモリ事業のカーブアウトとキオクシアの上場、雪国まいたけの再上場など、話題のM&Aに欠かせない存在となっています。精鋭が集うベインキャピタルとはどのようなファンドなのでしょうか。
「いきなり!ステーキ」などを展開する経営再建中のペッパーフードサービスは8月31日、連結子会社でペッパーランチ事業を手がける子会社(株)JPを投資ファンドに売却し、株式譲渡対価の85億円の支払いを受けたと発表した。
星野リゾートとリサ・パートナーズは、国内のホテルや旅館を投資対象とした「ホテル・旅館ファンド」を立ち上げます。ファンドの組成はリサが担い、星野リゾートがコロナで毀損した宿泊施設の再生を手掛けます。ファンド規模は100億円となる予定です。
海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)は、2013年11月に設立された官民ファンド。主要株主は日本政府のほか、ANA、電通、パソナなどが名を連ねています。日本独自の商品を海外に売り込むことを目的とし、食や日用品、アニメ事業に出資をしています。
ペッパーフードサービスが生き残りをかけて大規模な再編へと乗り出しています。屋台骨となるペッパーランチを85億円で投資ファンドに売却し、いきなりステーキ114店舗を閉鎖。ナスダックにも上場した米子会社は破産となりました。過去の栄光を取り戻せるのでしょうか。
丸の内キャピタルは、2008年に三菱商事とMUFGが共同で出資して設立した投資ファンドです。日本国内で絶大な信用力を持つ2社のネットワークに支えられ、タカラトミーやジョイフル本田、成城石井など名だたる企業に多数投資をしてきました。
J-STARは2006年2月設立の独立系投資ファンドです。中小企業に特化したPEファンドで、2020年1月にITエンジニア向け求職プラットフォームpaizaのMBO支援をしました。よく知られている案件としては、人気アパレルWEGOの買収があります。