血圧計などのヘルスケア商品をはじめ制御機器や電子部品などを手がけるオムロンが8年ぶりに企業買収に踏み切る。2023年10月に医療データサービスのJMDCをTOBで子会社化するのだ。買い付け代金は最大855億円に達する。
外食最大手、ゼンショーホールディングスの業績が人流の回復に伴い、大きく盛り返している。2023年3月期は営業利益が11年ぶりの最高益を達成。海外事業では900億円近くで持ち帰りずしチェーンを買収するなど、M&Aにもアクセルを踏み込んでいる。
大学や高校、官公庁、企業などの給食・食堂運営大手のホーユーが、自己破産を検討していることが分かった。しかし、経営危機にあるのは同社だけではない。売上高10億円未満の中小給食事業者の、実に4分の1近い23.8%が赤字に追い込まれているという。
ベンチャーエンタープライズセンターがまとめた2023年上期(1~6月)のベンチャーキャピタル(VC)による国内向け投資額は前年同期比27.2%減の1097億円で、上期としてコロナ禍の影響が広がった2020年以来、3年ぶりのマイナスとなった。
「マーケティングというのは何となくは知っている程度です。実際はどのように行うのでしょうか」_まず「明日勝つ」ために動くことが重要です。中小企業のマーケティングでのポイントは大きく2点です。今回から2回にわたり、ポイントをお伝えしていきます。
異色のラーメンが相次いで登場している。フレンチの技法やアイデアを取り入れたラーメン、植物由来のたんぱく質を使ったチャーシュー、有名店ラーメンの自動調理ロボットがそれだ。
経済産業省の公正な買収の在り方に関する研究会は8月31日、上場会社の経営支配権を取得する買収をめぐる当事者の行動の在り方をまとめた「企業買収における行動指針」を公表した。
メガバンクのリテール収益が厳しいといわれ、10年以上経つ。多くの銀行では、リテール部門を縮小しているが、今後大きく反転攻勢を行う可能性がある。その大きなカギを「預金」が握っていることを皆さんはご存知だろうか。
いよいよ新型の「iPhone15シリーズ」が発表される。「iPhone15 Pro」では望遠レンズの機能向上やボディーに軽量で高強度のチタン合金を採用するなど、機能面も強化される見通し。そうなると気になるのは価格。果たしていくらになる?
今週の1冊は「実戦 非上場会社の敵対的M&A」(中央経済社刊)。非上場会社の支配権獲得戦で最も多いケースが親族間、次いでオーナーと番頭との争いという。さまざまな場数を踏んできたベテラン弁護士が「攻撃側」と「防衛側」の双方の立場から対処法を解説する。
独立系投資ファンド・インテグラルが8月17日に上場承認され、9月20日にグロース市場に新規上場します。PEファンドが日本の株式市場に上場するのは珍しいケースだと言えるでしょう。吸収額は267.4億円の大型案件。今年注目すべきIPOの一つです。
ミュージック・テイト(新宿区)は8月23日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約1億2000万円。老舗レコード店として有名だった「帝都無線」の運営会社から会社分割により設立。一部店舗を引き継ぎ、都内で出店していた。
スタートアップによる技術やサービスのコンテスト「スタートアップワールドカップ2023」の東京予選が2023年9月8日、グランドハイアット東京(東京都港区)で開催され、咽頭内視鏡システムを手がけるアイリスが優勝した。
アメリカ、イタリア、インド、日本…。世界各国を舞台にした7つ短編から成るアンソロジー映画『私たちの声』が9月1日に国公開。日本版は唯一無二の存在感を放つ俳優・杏がシングルマザーのユキを演じる。
フランス化粧品大手ロクシタン・インターナショナルは5日、会長で支配株主のレイノルド・ガイガー氏が同社を非公開化する計画を見送ると発表したことを受け、香港株式市場で前日比約30%も株価が下落した。欧州市場への再上場をめぐる憶測が後退したためだ。
台風13号が関東・東海地方を直撃し、朝から大雨に見舞われた。台風接近と言えば、鉄道の「計画運休」が風物詩となっている。が、13号に関しては、一部路線を除いては計画運休は発動されなかった。なぜ、台風接近にもかかわらず計画運休は見送られたのか?
ニコンが9月1日付で連結子会社だった金属3Dプリンターメーカーの独SLMソリューションズ・グループの株式を追加取得し、完全子会社化した。光学製品を主力とするニコンが、なぜ3Dプリンター事業に力を入れるのか?そして3Dプリンター市場の動きは?
「丸亀製麺」を運営するトリドールの業績が好調です。2024年3月期の売上収益は前期比12.6%増の2120億円という高い目標を掲げていますが、第1四半期の段階で進捗率は24.8%に達しています。第2四半期からは買収したFulham Shoreの収益貢献が見込まれます。
M&A Onlineが2023年8月の大量保有報を告書などの提出状況を調べたところ、ファーストリテイリングの会長兼社長の柳井正氏が同社株を1.1%売却し、保有割合を43.32%に引き下げたことが分かった。
パチンコ、パチスロ(パチンコ型スロットマシン)メーカー大手のSANKYOとセガサミーホールディングスの両社がスタートダッシュを決めた。両社ともに営業利益が2-8倍と大幅な伸びとなった。
印刷、広告プラットフォーム事業を手掛けるラクスル<4384>は、2009年に創業、急成長を遂げて2018年に東証マザーズへ上場、2019年に東証一部(現プライム市場)へ鞍替えした。近年はM&Aを戦略に取り入れ、より一層の事業領域の拡大と既存事業の深耕開拓を進めようとしている。
金価格が過去最高を更新しているのと裏腹に、ダイヤモンド価格は下落を続けている。ダイヤモンド価格指標では、わずか1年間で12.35ポイントも下落した。ポストコロナで消費者の購買意欲も旺盛なのに、なぜダイヤモンド価格は「低迷」しているのか?
「一風堂」の力の源ホールディングスと、「幸楽苑」の幸楽苑ホールディングスが、コロナ禍後を見据え新たな一手を打った。両社はともに業績が上向いており、こうした取り組みでさらなる上振れが期待できそうだ。
ビッグモーターや国産自動車系ディーラーによる損害保険金や車検などの不正で、アフタサービスの信頼性が揺らいでいる。今、自動車ユーザーから信頼され、顧客満足度が高いのはどの系列のディーラーなのか?J.D. パワーの調査で「意外な結果」が出た。
2023年8月のM&A件数(適時開示ベース)は前年を22件上回る95件と、3月(105件)に次ぐ今年2番目の高水準だった。前年比プラスは6カ月連続で、国内、海外案件がいずれも好調を維持した。1~8月累計は670件と前年を82件、率にして14%上回るハイペースで推移している。