米国では、1980年以降、上場会社の約30%が当期純損失を計上し、米国以外の国でも営業赤字の会社が増加している。米国では、債務超過の会社も多い。しかし、PBRが2倍以上の会社の割合が最も多い(「コーポレートガバナンスを考える 株主提案から考える企業価値の創造(上)」参照)...
今年の総会はアクティビスト株主による提案が増加した。わが国は、株主が取締役会に大きく権限を委譲する「取締役優位モデル」である米国と異なり、株主の権限が強い「株主優位モデル」であるため、株主提案の役割は大きい。