WACC はWeighted Average Cost of Capitalの略で、日本語では加重平均資本コストといい、ワックと読みます。
欧米の会社が赤字でもPBRが高いのは、中長期的なフリーキャッシュフローの創出期待が大きいからである。これは、価値創造の原則を考えれば明らかである
代表的な資本コストであるWACC(Weighted Average Cost of Capital)とそれに対応する収益力・資本効率等に関する指標であるROICは、日本の上場会社にも浸透してきている。
DCF(ディスカウントキャッシュフロー)法とは、証券投資や不動産投資における収益性を判断するときに用いられる評価手法の一つですが、M&Aにおける企業や事業の価値を評価する代表的な手法でもあります。
2020年7月に開設5周年を迎えるにあたり、日頃の感謝を込めて「月間350万PV達成記念&サイト開設5周年記念キャンペーン」を実施中。キャンペーンに連動して難しいM&Aクイズを作問してみました。第2問は株式価値評価の分野から。
今すぐもらえる100万円と1年後にもらえる100万円は同じ価値といえるでしょうか。1年後にもらえる100万円より今すぐもらえる100万円の価値の方が高いとするのがファイナンスにおける基本的な考え方です。
事業の価値評価のひとつに米国スターン・スチュワート社が開発したEVA(Economic Value Added:経済的付加価値)もROICとWACCが基本となります。
今回はこれまで出てきた「ROIC」「ROE」「WACC」の関係性をお話したいと思います。