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【岩の原葡萄園】教え教えられ、郷土で育つ|産業遺産のM&A

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越後高田(現新潟県上越市)にあり、観光ワイナリーともなっている岩の原葡萄園

数々のコンクールで表彰、注目を集める

品種改良が進み、ワインの味も進化する

さらに岩の原葡萄園は、2009年には第7回国産ワインコンクール国内改良等品種赤ワイン部門で「マスカット・ベーリーA2007」が金賞、最優秀カテゴリー賞を受賞(銀賞・銅賞も同時受賞)。2015年には日本ワインコンクール 2015 国内改良等品種赤ワイン部門で「ヘリテイジ 2013」が金賞と部門最高賞を、「マスカット・ベーリーA2013」も金賞を受賞するなど、日本のみならず海外からも注目されるようになった。

岩の原葡萄園は現在、地元を中心とした酒類流通ルートと通信販売を行うほか、自社農園・醸造所にレストランや直営ショップを運営し、ワイン貯蔵用石蔵などの歴史遺産を併設した観光ワイナリーでもある。

資本金1億円、従業員は20人強。会社としては決して大きいとはいえない。そのため、地域全体に大小各社のワイナリーやぶどう園が集積する甲州地区とは異なり、雪深い上越の里山で独立独歩、地元市場に向き合っているようにも見える。

だが、実態は「日本のワインぶどうの父」の遺志を継ぎ、ワイン揺籃期の激動の波に揉まれ、苦境にあっても支え、支えられて郷土の産業を育ててきたのである。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

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