海外M&Aで地政学は欠かせない。今、世界で何が起き、そこにはどんなリスクがあるのか。「M&A地政学」では、国際政治学者で地政学の観点から企業のリスクコンサルティングを行うStrategic Intelligence代表の和田大樹氏が世界の潮流を解説する。今回は「トランプ次期大統領が展開する外交」を取り上げる。
・・・・・
米国大統領選挙から1カ月が経過し、トランプ次期政権の発足も1カ月後に迫ってきた...
フィンランドのペッテリ・オルポ首相が日本記者クラブで記者会見を開き、来日の成果について「フィンランド経済界の代表派遣団も同行し、日本財界とも交流できた。ビジネスで協働できる余地が大きい」と手応えを語った。M&A Onlineの質問に答えた。
トランプ前大統領の「再起動」で最も注目されているのが中国との関係だ。とりわけ経済では「中国製品に60%の関税をかける」との公約を掲げており、断行されれば失速する中国経済に壊滅的なダメージを与えかねない。中国は経済政策でどう対抗していくのか?
近年、半導体を巡る米中の覇権競争は先鋭化し、米国は、先端半導体の製造措置を得意とする日本とオランダに対し中国向け輸出規制に同調するよう要請するまでになった。石破政権は米国と足並みを揃える形で中国向けの輸出規制を導入していくことになるだろう。
日本に暗い影を落としている人口減少。日本の総人口は2100年には約6300万人と、2020年時点の半分に減少する推計もある。こうした事態を受け、地方自治体も様々な取り組みをしている。産業振興策もその一つ。平井伸治鳥取県知事はどう考えるのか?