全企業の社長の趣味は、トップが「ゴルフ」で14万2,325人(構成比43.5%)。2位の「無趣味」2万9,721人(同9.0%)を大きく引き離した。以下、「釣」2万7,578人(同8.4%)、「読書」2万7,518人(8.4%)、「スポーツ」1万7,207人(同5.2%)の順。
全社長では「無趣味」が2位に入り、多くの社長は「ワーク・ライフ・バランス」とは無縁の、日夜仕事から抜け出せない姿がうかがえる。「読書」は全企業では4位、大企業では2位だった。
全企業で2位の「無趣味」は、大企業は9位と順位を下げた。大企業の社長は3位「スポーツ」、4位「旅行」が上位に顔を出し、仕事と自己啓発、リフレッシュのバランスチェックに努力している姿が浮かび上がった。
※TSRの52項目の「趣味コード」のうち、「その他」を除く51項目を採用し、1社長1趣味(筆頭回答)で分析した。
一方、大企業のトップは「大卒」で8,037人(同85.4%)と、全企業を32.9ポイント上回った。次いで、「高卒」の765人(同8.1%)、「大学院卒」の345人(同3.6%)の順。
大企業では「大卒」が圧倒的に多く、その分「高卒」が全企業より29.4ポイント低かった。また、全社長では構成比1%に満たない「大学院卒」と「留学」も構成比が高く、「大学」、「大学院」、「留学」を合わせると9割(91.0%)を占めた。
ただ、「中卒」は全企業で6.7%、大企業で0.4%を占め、大企業の社長数を上回った。時代背景もあるが、起業や事業への意欲次第で学歴の壁を乗り越え、社長の座を射止める事が可能ともいえる。
※旧制学校や師範などは含めず、6区分で分析。