【短期集中連載】本音ベースで語る日本のM&A~佐藤明夫弁護士インタビュー~(第3回)

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佐藤総合法律事務所代表 佐藤明夫弁護士
――弁護士の上手な使い方はありますか?

 何を頼みたいのか、何を期待しているのかを明確に示し、事前やプロセス中でも十分な議論をすることです。その前提として、弁護士が行う各種の作業が、どういう意味を持つものかを理解することも必要だと思います。
例えば、DDにしても、何が何でも「フルDD」ではないし、コストと時間の無駄になる可能性が高いです。

 一例を挙げます。不動産会社が同業の会社のM&Aをするに当たりDDを依頼したとします...

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