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【短期集中連載】本音ベースで語る日本のM&A~佐藤明夫弁護士インタビュー~(第3回)

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佐藤総合法律事務所代表 佐藤明夫弁護士
――国内の中小企業では事業承継と相続がらみのM&A案件が増えています。そこで課題になっていることはありますか。

 日本社会の経済的な力を維持するためにも、中小企業の円満な事業承継は重要な課題になっています。しかし一方で、承継がうまく行かず、企業そのものの力を弱めてしまうような事態が頻発しています。

 相続がらみの事業承継で一番の課題は、少数株主の存在です。戦後の日本において、会社を興し発展させる過程で、自分の兄弟や親類に株を分け与えたケースはたくさんあります...

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