【近江兄弟社】再興は創業者の遺志と事業家魂の賜物か|産業遺産のM&A

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
近江兄弟社本社前にある「ヴォーリズと少女の像」

 日本各地に現存するヴォーリズ建築

近江兄弟社とはどのような会社なのか。その沿革をたどるとき、建築設計家として西洋建築を日本に伝承したウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880〜1964)に行き着く。

近江兄弟社の経営破綻から再興の道のりは、その偉大なる建築設計家とその遺志、また建造物そのものを風化させてはならないという強い思い、それが近江商人の不屈の商売魂に紡がれていくなかで生まれたのではないだろうか。

ウィリアム・メレル・ヴォーリズは1881年、米国カンザス州に生まれた...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5