中小企業にグローバル化は必須なのか?

大企業を中心に、海外進出の足がかりとして海外企業の買収が活発である。その一方で、中堅・中小企業が国内に活路を見出しM&Aを経営戦略に取り入れてるケースも増えている。国内市場が縮小するとはいえ、「物を運ぶ」「家を建てる」「ごはんを食べる」といった需要がなくなるわけではない。M&Aを活用すれば国内にとどまっても企業を成長させることは可能だ。

業績好調のうちに次の一手を

「資金力や人材面などで海外進出は現実的ではない」、という企業はM&Aを検討してみてはどうだろうか。ただし業績が落ち込み、体力がなくなってしまってから買収を検討するのでは遅すぎる。知名度の低い中小企業であっても「欲しい」と名乗りを上げる企業が複数社となることはザラだ。M&Aの買い手候補から早々に外されないためにも、業績好調のうちに戦略を練ることが必要だろう。

(図1)廃業予定企業の中にも好業績企業が存在する

出典:中小企業庁:事業承継に関する現状と課題について

すでにM&Aによって業界再編が進んでいる業界も多い。他社に先んじてM&Aに乗り出した企業が急成長し、後手に回った企業が買収の対象となるリスクが高まることもある。企業の存続のためにもM&Aを検討することをおすすめしたい。

文:M&A Online編集部

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