住友化学3000億円、NEC2000億円~M&A投資枠について考える
中期経営計画の発表などと併せてM&Aの投資枠を設ける企業が増えている。社内外に向けて「M&Aに積極的に取り組む企業」をアピールする狙いがあるとみられるが、効果はいかほどのものだろうか。
ロイターの記事ではその買収対象は書かれていませんが、うわさにあがっている企業はいくつかあるようです。
・モンデリーズ・インターナショナル
・ゼネラル・ミルズ
・ケロッグ
・キャンベル・スープ
この中で有力な候補がモンデリーズとゼネラルミルズではないかといわれています。
モンデリーズは2012年にクラフトフーズの北米食品部門をスピンオフしています。そのクラフトフーズは2015年にハインツと合併しました。
モンデリーズがクラフト・ハインツと合併すれば違和感なく収まることが予想されますので買収対象の有力候補ではあるでしょうが、スピンオフから合併まで期間が短い気がしますし、モンデリーズは数カ月前にハーシーの買収を断念した経緯があります。
ハーシー買収の一件も含めてモンデリーズは独自で生きていく道を選んでいるようにも感じます。個人的な考えですが。
ゼネラル・ミルズはシリアル食品や冷凍食品などを製造しています。日本でも『ハーゲンダッツ』がよく知られています。
ゼネラル・ミルズは2016年5月にO121感染問題で小麦粉を自主回収しており、そのリコールの対象が拡大している問題を抱えています。
モンデリーズ・インターナショナルの1年の株価チャートです。
ゼネラル・ミルズの1年の株価チャートです。
さて、3Gの次なる獲物はどこなのでしょうか。さらに再びのバフェットとの協同があるのでしょうか。
クラフト・ハインツがユニリーバに買収提案しました。
食品企業のクラフト・ハインツは同業の買収に動くと思われていましたが、日用品大手のユニリーバに食指が動いたようです。
買収額は1430億ドルと言われていますが、ユニリーバはこれを拒否したようです。
本記事は、「MoneY wave」より転載しております。
中期経営計画の発表などと併せてM&Aの投資枠を設ける企業が増えている。社内外に向けて「M&Aに積極的に取り組む企業」をアピールする狙いがあるとみられるが、効果はいかほどのものだろうか。
東京司法書士会より、不動産売買取引における書類の偽造による詐欺事件の発生が多数報告されている。当事者である売主になりすまし、買主より代金の交付を不正に受け利益を得ることを目的にしたものだ。