2025年のM&A戦線は最高潮のうちに1年を終えようとしている。件数・金額は記録を大幅に更新し、M&A史に残る大型買収、破談劇、敵対的案件など話題にも事欠かなかった。アクティビスト(物言う株主)の存在感もぐっと高まった。そこで、M&A Onlineが「2025年 M&A10大ニュース」を独自セレクトする。
三菱倉庫は課題とする事業成長とROE(自己資本利益率)の向上に向け、投資のペースを従来の2倍超に引き上げる。今後6年間で5900億円を投じ、このうち1000億円以上をM&Aに充てる。
貴金属めっき薬品大手の日本高純度化学は成長戦略を転換した。オーガニック成長(内部の経営資源を活用した成長)戦略を採ってきたが、M&Aを通じてニッチトップ企業を束ね、めっき工程を一貫して提供できる体制への変革を目指す。
国内大手企業での希望退職が目立つ。同時に上場企業が関わるM&A件数も過去最高を更新している。一見、バラバラの動きに見えるが、実はそうではない。象徴的な「守り」の意思決定である希望退職と、「攻め」の最たるものであるM&Aの「意外な関係」とは?
製菓店や製パン店に乾燥剤や食材、道具などの資材を販売するcottaの売上高が、1年で1.5倍に急拡大した。過去3年間は売上高が80億円台で推移していたが、2025年9月期は一気に100億円の大台を超え136億円強に達した。
中堅システムインテグレーターのティアンドエスグループは、SI(システムインテグレーション)事業や、AI(人工知能)事業の拡大、さらにはエンジニアの確保を目的にM&Aを積極化する。
DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューション(課題解決)企業のARアドバンストテクノロジは、エンジニア不足に対応し、AI(人工知能)駆動開発を本格化する。
システムインテグレーター大手のBIPROGYは2026年1月に、大量の購買データを保有するカタリナマーケティングジャパンを傘下に収める。データが価値と競争力を決定する重要な要因になることが予想されていることから、大型投資に踏み切った。
AI(人工知能)によるソリューション(課題解決)を提供するトリプルアイズは、製造業向けに現場の機械に直接搭載するAIを共同開発する「エッジAI」事業を拡大する。この計画を実現するため同社ではM&Aを積極化する方針だ。