チョコボールやハイチュウなどを手がける菓子大手の森永製菓が、企業買収に向け体制を整えつつある。インオーガニック投資(社内の経営資源に頼らないM&Aなどによる成長)で非連続の成長を実現すると、企業買収に前向きな姿勢を見せているのだ。
キヤノン製品の販売やITソリューション事業(システム販売やアウトソーシングなど)を手がけるキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)が、M&Aや出資を加速させている。
家電量販店のエディオンが、物流体制の強化に力を入れている。「物流の2024年問題」やEC(電子商取引)需要の拡大に伴う、トラック運転手不足が予測される中、効率的な物流網を再構築するのが狙いだ。
業務スーパーを展開する神戸物産が4年ぶりの企業買収に踏み切る。2025年4月に化学品や食品の事業を手がけるADEKAの子会社で、製菓、製パン用フラワーペーストなどを製造する上原食品工業を子会社化する。
女性VTuberグループ「ホロライブ」などを運営するカバーが、M&Aに前向きな姿勢を見せている。同業界では最大手のANYCOLORもM&Aに積極的に取り組む方針を明らかにしている。どちらが先にM&Aに踏み切るだろうか。
ディスカウントストアのトライアルホールディングスが、M&Aを活発化させている。2023年に食品スーパー運営の佐藤長から一部事業を譲り受けたのをはじめ、2024年には東急不動産からゴルフ場2社を買収した。この先もM&Aは続きそうだ。
「タカラcanチューハイ」「松竹梅」などのアルコール飲料を手がける宝ホールディングス傘下で、バイオテクノロジー事業を展開するタカラバイオが、8年ぶりに企業買収に踏み切った。
ユカリアは2025年1月9日に、採用、配置、マネジメントに活用できる「適性検査」などを手がけるミツカリに、同年1月10日には排尿のタイミングを予測するシステムを手がけるDFreeに相次いで出資した。
ニデックは、事前の協議や打診を行わずに買収の意向を表明している牧野フライス製作所に関し、同社から同意が得られない場合でも予定通り買収を進める方針を示した。事前協議のない買収手法は非常に透明であるとして、今後もこの手法を採用する。
賃貸ビルやマンション販売などを手がける東京建物<8804>は、ゴルフ場や愛犬同伴型リゾートホテル、温浴施設(スーパー銭湯)などのサービス事業の拡大にM&Aを活用する。