オカムラは2024年12月に冷凍冷蔵ショーケースなどの設計、製造を手がける創研工業から同事業を譲り受ける。2025年1月に稼働予定の冷凍冷蔵ショーケースの新工場の立ち上げをスムーズに行い、生産能力や生産効率を高めるのが狙い。
ヒューリックが、不動産事業を手がけるレーサムを子会社化することになった。事業領域が重ならないためマイナスの相乗効果やデメリットなどがなく、両社の強みを相互活用することで持続的な成長が可能と判断した。レーサムとは、どのような会社なのか。
歯科製品の通販事業などを展開する歯愛メディカルが、婦人服を中心とした通販会社であるニッセンホールディングスを傘下に収めたことで、ステージが大きく変わろうとしている。両社の商品を相互に取り扱うことでシナジーを創出しようという作戦だ。
外食・フードサービス業を対象とするM&Aが活発化している。9月に入り、すかいらーくホールディングスなど3社による買収が相次ぎ、今年の件数は21件となった。このペースでいけば、前年の24件を超え、コロナ禍以降の最多を更新する見通しだ。
すかいらーくホールディングスは2024年10月に、うどん店チェーンの「資(すけ)さんうどん」を運営する資さんの全株式を、国内投資ファンドのユニゾン・キャピタルなどから取得し、子会社化する。
セブン&アイ・ホールディングスは9月6日、カナダのコンビニ大手、アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案について、買収価格が著しく低く、実現可能性も低いなど、提案内容が不十分だとする書簡を送付したと発表した。買付価額は1株あたり14.86ドル(2132円)で買収額は約5兆6000億円と判明。
2024年8月のM&A件数(適時開示ベース)は93件で好調を維持。前年同月の95件をわずかに下回ったものの、2008年以降2番目の多さで、M&Aが活発に行われていることを示した。金額は今年最多の1兆4686億円。総額5500億円超の富士ソフトのTOBを筆頭に、1000億円超の大型案件が複数発表され金額が伸びた。
オートバックスセブンはカー用品販売の業界トップに立ち、2位のイエローハットを売上規模で5 割以上引き離す。とはいえ、先行きは必ずしも安泰ではない。人口減による自動車保有台数の減少や若者層のクルマ離れで市場の縮小が避けられないためだ。事業の多角化と海外展開が経営課題となる中、その手立ての一つとしてM&Aにどう向き合うのか。
パラマウントベッドホールディングスは2024年10月に、NECプラットフォームズから介護施設向けの排泄自動記録システム「NECサニタリー利用記録システム」の研究開発、生産、販売に関する事業を譲り受ける。
J.フロント リテイリングは「新しい百貨店の理想形」を追求し、自社物件再開発による商業施設運営や不動産開発、建装事業で収益化を進めている。「百貨店冬の時代」にどう生き残るのか、長期的成長に何が必要なのか西洋占星術の視点からチェックしていく。