ミツウロコグループホールディングスのM&A戦略に、変化の兆しがみえ始めた。アクセサリーブランドを展開するグルックを子会社化したのだ。これまでは既存事業の拡充を狙いとした案件が中心だった。
産業機械メーカー大手の住友重機械工業が2026年1月に、事業売却と事業買収を相次いで発表した。経営計画で事業ポートフォリオ(事業構成)改革や収益力の改善を掲げており、今回の一連の動きは同計画に基づく具体的な施策と位置付けられる。
建設コンサルタントの人・夢・技術グループは、建設コンサルタントを中核とする事業基盤の強化に加え、技術力と人材の補完を軸とした成長投資を打ち出した。
2025年の上場企業関連のM&A件数(適時開示ベース)は前年を10%上回る1344件と5年連続で増加し、これまでの最多となった。かつてない活況を呈する中、「都道府県」ごとのM&A勢力図に何らかの変化はあったのだろうか?
クラレは今年、創業100年の節目を迎える。繊維メーカーから構造転換を果たし、今日では繊維で培った高分子・合成技術をベースに、世界的な競争力を持つ化学メーカーとして地歩を築く。次の100年を見据えつつ、足元におけるM&Aの取り組みを点検する。
業務用洗剤大手のニイタカは、主力の業務用洗剤事業で、外食市場主体の事業構成の変革に乗り出した。食品工場やホテル、スーパーなどの外食市場以外の業務用洗剤の需要開拓を進めるほか、ヘルスケア事業の拡大や海外展開、新領域の開拓を成長の軸に据える。
アルバイト・パート採用を中心とした人材採用支援を手がける中堅のツナググループ・ホールディングスは、主力のRPO(採用代行)に加え、アルムナイ採用(退職者を再び採用する仕組み)と外国人採用の事業拡充に乗り出した。
タイルカーペットのリサイクル事業を主力とする中堅のリファインバースグループは、同事業を成長の軸に据えながら、ケミカルリサイクル(焼却せずに原料として再生する手法)技術で他社と差別化し、成長を加速する。
2025年のM&A(適時開示ベース)は1344件と前年を10%上回る過去最多となった。金額も前年比94%増の20兆8370億円とこれまでの最高を記録した。空前の盛り上がりをみせる中、1社で18件のM&Aを手がけた驚きの企業もある。
自動車向け組み込みソフトの上流工程に強いエクスモーションは、生成AI(人工知能)を活用した成長モデルへの転換に踏み出す。あわせて、M&Aを通じた技術基盤の強化や人材確保にも取り組み、成長モデルの転換を後押しする。