日本唯一のきのこ総合企業グループであるホクト(長野県長野市)。エリンギ、ブナシメジ、マイタケといった人気のきのこの開発から販売までを一貫体制で取り扱っている。同社は2013年、伊藤忠商事のグループ企業でレトルトパウチ食品を製造するアーデン(長野県小諸市)を買収した。今回はM&A責任者として買収を成功に導いた専務取締役の小松茂樹氏に、M&Aに至った経緯や今後の経営方針についてお話を伺った。
ベライゾンが米ヤフーを買収するとの報道がされている。世界最大級の通信インフラ事業を展開するベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)。この記事ではベライゾンのM&Aについて、アメリカ部の記事を抜粋して紹介する。
日本企業がグローバル企業に脱皮してM&Aを成功させるには何が必要なのか。日系や外資系企業のM&Aに関わる組織・人事面の支援の分野で、十数年にわたる豊富な経験を有するマーサージャパン グローバルM&Aコンサルティング部門プリンシパル、鳥居弘也氏が語る、海外M&A成功に向けて、国際ルールに合致する「ジョブ起点の組織・人事」へ改革とは。
一風変わったテレビCMで有名な大和ハウス工業。戸建住宅や賃貸住宅、商業施設などのコア事業だけでなく、スポーツジムやクレジットカード、電力小売りから介護、ロボットまで幅広く買収、出資、提携を繰り広げている。事業の多角化と、事業別の売上高と営業利益の推移、資産構成の変化などを見てみる。
日本は親子上場している会社が多い。ソフトバンクとヤフー、日立グループ、NTTとNTTドコモ、キヤノンとキヤノンマーケティングなど有名企業が多く親子上場している。海外では、ロシアのガスプロムのように親子上場しているケースはあるが、少数派だ。今回は、親子上場のメリットとデメリットについて紹介する。
2002年に三井住友銀行が自らを子会社とする完全親会社として設立したのが三井住友フィナンシャルグループ。収益の持続的成長を実現されるためにメガバンクが行ってきたM&Aの戦略を、消費者金融の買収、信託銀行の買収、海外への投資の3面などから見てみる。
試用期間が終わったばかりのある日、「会社が買収されました」との突然の発表に驚いたBさんのケース。安心して長く勤められるかどうか、不安を感じるという。不安や焦りが生じる環境では、感情に支配され、自分自身をうまくコントロールできない状態にある。こうした感情を切り離し、冷静になるためにはどうすべきか、客観視するために具体的にどうすればよいか。キャリア・コンサルタント、キャンサー・キャリア代表砂川 未夏氏に話を伺った。
メディア・コングロマリットを目指すフジメディアホールディングス。グループ株式の追加取得、協業を見込んだ出資や第三者割当増資の引き受けなど、毎年数件のM&Aを実施しており、近年はメディア以外の事業領域への投資も進めている。セグメント別の利益などを分析してみる。
シャープが鴻海精密工業に買収されると報道された件は記憶に新しい。ものづくり大国日本の代表格とも言える企業が、大きく成長したアジアの企業に買収されるケースは他にもあり、時代の変化を感じさせる。ニュースでは、企業トップのやりとりばかりが映し出されるが、背後には多大な従業員やステークホルダーがおり、大きな影響を受ける。海外企業に買収された後の組織のカルチャー、国民性の違いについて海外人事に詳しいコンサルタントの森範子氏に聞いた。
サントリーHDは、1990年代に蒸留酒の低迷を受けて厳しい状況が続いていたが、「プレミアムモルツ」の大ヒット、ハイボールによるウイスキー人気の復活により業績を回復させる。その後、ビーム社の買収を始めとしたグローバル戦略にも注力し、増収増益させている。これらの戦略の成功には、非上場が故の「意思決定力」が功を奏している。「意思決定力」の重要性にフォーカスし、サントリーのM&A戦略を分析する。