海底油田の掘削を行う日本海洋掘削が2018年7月に会社更生法手続き開始の決定を受けました。救済したのがPEファンドのアスパラントグループでした。日本海洋掘削は2019年8月に構成案を提出したものの、決定していたスポンサーが下りたことで、アスパラントへと変更になっています。
「ルマンド」などのロングセラー菓子を手掛けるブルボンが、バウムクーヘンのマルキンにSPCを通して間接的に出資し、業務提携契約を締結します。ブルボンは売上高が伸び悩んでいるうえ、2023年3月期は大幅な減益を予想しています。バウムクーヘンで再起を狙います。
しゃぶしゃぶ店を運営する木曽路が焼肉店の大将軍を2021年1月に買収しました。コロナ禍で宴会需要が消失。木曽路は焼肉業態の強化でアフターコロナに備えました。このM&Aで活躍したのがPEファンドの刈田・アンド・カンパニーです。
MCPパートナーズの完全子会社であるMCPファミリアが、60億円規模のプライベートエクイティファンドMCP Familiar 投資事業有限責任組合を2022年11月に立ち上げました。中小企業の事業承継の課題解決に特化したファンドです。
2015年1月に民事再生法の適用を申請し、投資ファンドインテグラルやANAホールディングスの支援のもとで再生に取り組んでいたスカイマークが2022年12月14日にグロース市場に上場します。しかし、コロナ禍で完全回復からは程遠い状況です。
東京大学協創プラットフォーム開発(東大ICP)は、東京大学が100%出資するベンチャーキャピタル。東京大学の研究や人材を活用した起業家を主な対象とし、資金や育成支援を行っています。2020年に組成したAOI1号ファンドは総額256億円でクローズしました。
西武ホールディングスは2022年6月、「ザ・プリンスパークタワー東京」などのホテルや、ゴルフ場、スキー場など国内の30施設をシンガポール政府系投資ファンドGICに売却すると発表しました。譲渡価格は1,471億円。日本の不動産に積極投資するGICとはどのような投資ファンドなのでしょうか?
2022年8月15日、日本最大のベンチャーキャピタルであるジャフコが、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが急速に株式を買い進めており、51%まで保有比率を高める可能性があることを示唆されていると公表しました。ジャフコは警戒しています。
包装関連機械のミューチュアルのTOB(株式公開買い付け)が成立し、2022年8月28日に上場廃止となります。TOBを仕掛けたのはマーキュリアホールディングスです。同社は事業承継やノンコア事業のスピンアウト支援などを行う投資ファンドです。
セブン&アイ・ホールディングスが売却を検討しているそごう・西武(東京都豊島区)の優先交渉権を、フォートレス・インベストメント・グループが得たと報じられています。フォートレスは2017年12月にソフトバンクグループが3,729億円で買収しました。