2017年に創業100周年を迎えた東和銀行。次の100周年に向けて、老舗格の第二地銀らしく、地元群馬経済を支えるとともに隣県から首都圏方面に積極的な攻勢をかける。
かつて「黒壁銀行」といわれた国立第百三十銀行長浜支店と同市商店街が「黒壁」をテーマに蘇った。ガラス事業から多事業に展開し、年間200万人を超える観光客を迎えるまでになっている。
島根県の第二地銀、島根銀行にこれまで大きなM&Aはなかった。だが、2019年のSBIとの資本業務提携は大きな転換点となった。
日本の養蚕業のメッカ・群馬。今日、富岡製糸場が世界遺産として人気を集める一方で、農民による組合製糸結社・碓氷社があった。その組織形態は農協のルーツともいえるものだった。
福岡県には、福岡銀行、筑邦銀行、西日本シティ銀行、北九州銀行、福岡中央銀行の5つの地銀(福岡中央銀行は第二地銀)がある。そのうち最も新しいのが北九州銀行だ。2011年10月に営業開始、山口フィナンシャルグループ(YMFG)の一員として営業基盤を広げている。
明治初期の1870年代から1980年代にかけて、福島県の浜通り一帯に存在していた本州最大級の常磐炭田。閉山以降も、鉱山家や鉱夫らはいわき市を中心に数多くの産業・企業を産み育てた。
新潟県の第二地銀である大光銀行。2019年6月、約40年ぶりに生え抜きの頭取が就任した。過去の呪縛から解かれたような就任。それほどに、創業から1980年頃まで長く続いた創業者一族の経営支配は、功罪相半ばするものだったのかもしれない。
鳥羽市は真珠のミキモト、御木本幸吉の生誕地。養殖真珠を事業として成立させた御木本は、その事業発祥の地である島を購入し、真珠島と名づけた。島は現在、博物館・記念館などを擁する観光地となっている。
佐賀共栄銀行は、全国的に見てもユニーク、“逆張り”とも言える営業方針をとってきた。行員に融資額を競わせず、他行より高い金利で融資する。ミドルリスクを抱えたその施策は、第二地銀の進むべき道の一つを示しているかのようだ。
京都市中京区、NISSHA本社敷地内にある「NISSHA印刷歴史館」。同じ敷地内にある旧京都綿ネル工場群とともに、京都の中心街で「印刷と紡績の歴史」を紡いでいく。