創業130周年を超える老舗玩具メーカーの任天堂。その創業の地にあった旧本社ビルが、2022年4月にホテルとなってオープンした。客室数18と小ぶりなホテルだが、国内外から多くの観光客を迎えている。
江戸時代に日本に伝わったけん玉。大正から昭和期にかけて木工玩具として一世を風靡したが、その後衰退し、発祥の地、広島県廿日市市でも製造業者がゼロに。だが、しばらくして木工職人たちによって息を吹き返した。
鯨漁の聖地といわれる和歌山県太地町。その漁港にある太地水産共同組合は独自の組織運営でスタートし、10年間の期限つきで組合事業の立て直しのために株式会社を組織した。
旧庄内藩士が刀を鍬に持ち替えて桑を植え、養蚕事業を育てていった松ヶ岡開墾場。その開墾スピリットは多くの企業を生み、山形県鶴岡市を一大シルク産業の地に育てた。
北海道江別市野幌にあるローカル商業施設「ËBRI」。ヒダという自主廃業した窯業会社の煉瓦造りの工場を自治体が2016年に商業施設に再生した。
海運王国・愛媛の主要港の一つである松山市の三津浜。近年、レトロな街並みを生かした再生が進み、瀬戸内・九州への海の玄関口としても人気のスポット。石崎汽船は現在も松山・広島、北九州などとの航路を結び、多くの乗船客を迎えている。