トップ > 調べる・学ぶ > 連載 > 地方承継の時代 >【日本煉瓦製造】嗚呼、郷愁の赤煉瓦|産業遺産のM&A

【日本煉瓦製造】嗚呼、郷愁の赤煉瓦|産業遺産のM&A

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
煉瓦資料館に展示されている各種の煉瓦

数多くの煉瓦建築を可能にした日本初の専用鉄道線

日本煉瓦製造の生産した煉瓦を使用した建造物には、東京駅をはじめ、旧司法省本館、碓井峠第3橋梁、迎賓館、日本銀行旧館、東京大学、旧醸造試験場(現酒類総合研究所)などがある。

日本煉瓦製造はその発展過程において、民間企業として日本初の専用鉄道線を開通させた。創業からしばらくは工場敷地を流れる小山川から、利根川に出て海運で煉瓦を都心に運んでいた。だが、利根川の水運は河川の氾濫や洪水などにより不安定でもある。さらに、時代は鉄道輸送にとって代わるようになってきた...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5