――「敵対的買収」が敬遠されるのも日本特有でしょうか。
敵対的買収は、欧州は別として米英では活発ですが、日本では成功は容易ではない現在の共通認識です。00年、村上ファンドが昭栄に対して日本初の敵対的TOBを仕掛けましたが失敗しました。その後、ライブドアやスティール・パートナーズなどが、さまざまな敵対的買収を試みましたが、失敗しています。
特に印象的なのは、06年の王子製紙による北越製紙に対する敵対的買収です。自社のコート紙の設備が老朽化したため、王子製紙が目をつけたのが、北越製紙の保有する同様の設備でした...