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日本のM&A。その潮流を問う-早稲田大学・宮島英昭教授インタビュー(後編)

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早稲田大学商学学術院教授 早稲田大学高等研究所 所長 宮島英昭氏

米英では活発な「敵対的買収」も日本では失敗する

――「敵対的買収」が敬遠されるのも日本特有でしょうか。

 敵対的買収は、欧州は別として米英では活発ですが、日本では成功は容易ではない現在の共通認識です。00年、村上ファンドが昭栄に対して日本初の敵対的TOBを仕掛けましたが失敗しました。その後、ライブドアやスティール・パートナーズなどが、さまざまな敵対的買収を試みましたが、失敗しています。

 特に印象的なのは、06年の王子製紙による北越製紙に対する敵対的買収です...

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