M&Aアドバイザーや会計士の間でも評価が高い『企業価値評価(実践編)』(ダイヤモンド社)。著者である鈴木一功教授が教えるのが、早稲田大学大学院 経営管理研究科です。
一昨年4月に日本橋のファイナンス研究科が再編してスタートした、新「早稲田ビジネススクール」の夜間主プロ・ファイナンス専修コースが、先生の所属するプログラムで、企業価値評価はもちろんのこと、コーポレート・ファイナンス、企業買収、ベンチャー投資など、実務面、理論面の豊富な授業が用意されています。
専門分野はコーポレート・ファイナンス。講義科目は、ファイナンス、 コーポレート・ファイナンス理論と企業価値評価、コーポレート・ファイナンス実証分析演習を担当、加えて昼間開講の英語コース MSc in Financeで、Corporate Financeの講義を担当しています。
鈴木一功 教授(早稲田大学大学院 経営管理研究科) |
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東京大学法学部卒業。富士銀行(現みずほ銀行)に入社し、主にM&A部門のチーフアナリストとして、企業価値評価モデル開発等を担当。INSEAD(欧州経営大学院)よりMBA取得。その後、ロンドン大学(London Business School)よりPh.D.(Finance)を取得。中央大学国際会計研究科教授等を経て、2012年より現職。「証券アナリストジャーナル」編集委員、みずほ銀行コーポレートアドバイザリー部の企業価値評価外部アドバイザーも務める。
著書に『検証 日本の敵対的買収』(共著・日本経済新聞出版社)、『MBAゲーム理論』(ダイヤモンド社)など。 https://www.waseda.jp/fcom/wbs/other/2352 |
比較現代法部門、産業関係法分野の教授として商法、会社法、法と経済学を専門分野とする田中亘教授。『会社法』(東京大学出版会)、『企業買収と防衛策』(商事法務)、『日本の公開買付け ―制度と実証』(森・濱田松本法律事務所と共著編、有斐閣)など多数の編著書を持ち、学術論文を発表してきた「会社法」のスペシャリストです。
今後の研究テーマとしては、「取締役の義務と責任(Duty and liability of corporate directors)、企業買収法制の研究(Mergers & associations)、法の経済分析(Economic analysis of law)を挙げています。「法の経済分析」では特に、商法・会社法の分野におけるファイナンス理論・契約の経済学を応用した研究に関心を寄せています。
2017年度は、東京大学大学院 法学政治学研究科 法曹養成専攻で「演習(商法)・数理法務概論」、東京大学大学院 法学政治学研究科 総合法政専攻・法曹養成専攻では「講義・法と経済学」の講義を担当していました。
田中亘 教授(東京大学大学院 法学政治学研究科)※所属は東京大学社会科学研究所 |
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東京大学社会科学研究所准教授、シカゴ大学ロースクール客員准教授を経て、東京大学社会科学研究所教授。『会社法』(東京大学出版会)は、まさにすべての会社法を学ぶ人にとってのバイブル的存在。 http://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/mystaff/twataru.html |
まとめ:M&A Online編集部