KKRやブラックストーンは、「世界最高峰の投資集団」である。「世界のTop of Top」といわれる教育機関の、そのまた上位1%しか門をくぐることができないようなウルトラエリートの集団だ。ゴールドマンサックスやモルガンスタンレーで30代のうちにパートナーになるような人材ばかりである。
そのようなウルトラエリートが、持てる能力のすべてを投じてリターンの最大化に全力を傾けるのだ。並みの投資家の判断の及ぶところではない...
1株に多数の議決権を付与する「デュアルクラス」は、アメリカ西海岸、シリコンバレー流の反逆精神、カウンターカルチャー精神の表れであり、オトナの経営者が眉を顰めるだけのキワモノなのだろうか。実はこの制度を使えば敵対的買収も回避できるのだ。