クックパッドのM&Aの実績を見ていくと、買収先の傾向としては二つのパターンがある。一つ目は、既存事業の海外展開である。アメリカのレシピ・サービスの買収を皮切りに、英語圏、スペイン語圏、インドネシア語圏、アラビア語圏のレシピ・サービスを次々と買収している。二つ目は、主婦層向けのサービス事業者の買収であり、主婦層向け商品のECサイト、知育アプリ開発会社などを買収している...
国内では既に知名度・店舗数ともに十分であり、ほかのコンビニエンスストアチェーン本部をM&Aで取得する必然性は薄い。高級路線の百貨店や、認知度の高い専門店の獲得など、業態の多様性を志向したM&A戦略から、次の一手を探る。